2010年3月の読了本まとめ

2010年4月 5日 15:44 2010年3月の読了本まとめ
ホビットの冒険
ホビットの冒険
J.R.R.トールキン著。
小学生のとき以来二十数年ぶりの再読......なんだけど、どうも当時は途中で読むのを挫折しちゃってたみたい。
序盤以降ははじめて読んだ。さすがに古典的名作だけあって、読んでいて「ああ、後のファンタジー作品に影響を与えまくっているなぁ」というのがありありと見て取れた。
最初の方は正直ちょっと退屈だったけど、ビルボがクモに立ち向かうあたりからの展開は非常に面白かった。
ホビット、ドワーフ、エルフといった定番の種族達の描写が生活臭がして凄く魅力的。
3月2日読了。
哺乳類天国
哺乳類天国
デイヴィッド・R・ ウォレス著。
初期哺乳類の生態とか進化の歴史について書いた本だと期待して読んでみたら、古生物学者達の論争の歴史の本だった。
でも逆にこういう視点から古生物や進化学を取り上げた本ってあまりない気もするので貴重な内容なのかも。
ただ、挿絵や資料写真の類いが皆無に等しいので、聞いたこともない初期哺乳類の名前が沢山出てきても全然想像力が追いつかなかった。
もっと知識を増やしてから再挑戦したい本。
3月15日読了。
ネクロポリス 上
ネクロポリス 上
恩田陸著。
日常と非日常、和と洋が絶妙に入り混じった独特の世界観に引き込まれて一気に読んだ。
日本的に湿気と、霧の街ロンドンの湿気が混ざり合ったような不思議な雰囲気が凄く良い。
ガッチの描写は鬼気迫るものがあった。
ファンタジー的な空気が良い味出してるんだけど、起こる事件が結構現実的なミステリっぽいのが、ちょっと先の展開を不安に感じてしまう......。
3月17日読了。
ネクロポリス 下
ネクロポリス 下
恩田陸著。
独特の世界観が非常に魅力的だっただけに、最終章の超展開には何だか釈然としないものが。
「Vファーのヒガン」という非日常で起こる「連続殺人事件」という非日常よりも、非日常的世界観の中の何とも不思議な日常描写の方が魅力的だった。
双子とか成りすましとかはどうでもいいからもっとこの世界を描いて!みたいな。
なんというか......ラストの展開は凄くもったいない気がしてしまった。
3月17日読了。
日本人の知らない日本語
日本人の知らない日本語
蛇蔵&海野凪子著。
さっくり読めて面白い。
改めて日本語って難しい言語だなぁ、と思ったり、昔から日本人って変わらないんだなぁ、と感心したり。
外から見た自国の文化って面白いよね。
3月17日読了。
象虫I
象虫
小檜山賢二著。
ゾウムシの写真集。
デジタル処理を施して、ゾウムシの体全体にピントが合った写真になってるので、凄く鮮明で良かった。
一口にゾウムシと言っても、非常に多様な形態の種がいて、ぼんやり眺めてるだけでも楽しい。
巻末の解説も、駆け足だけどわかり易くて良かった。
3月17日読了。
さいはての島へ ゲド戦記III
さいはての島へ ゲド戦記III
ル・グウィン著。
この話は小学生の時に読んでも全然理解できなかった気がする。
というかテーマが深くてもう一回くらい読まないと今でもちゃんと咀嚼できてないな。
大賢人として成長したゲドの頼もしさや、アレンの若々しい葛藤が見事に表現されてると思った。
あと、1・2巻では非常に感動的だったゲドの名乗りのシーンが、3巻ではあっさりしてるところが別の意味で印象的だった。
3月24日読了。
玩具修理者
玩具修理者
小林泰三著。
表題作は短く綺麗にまとまったホラーの良作。
個人的には自分のグロ耐性のボーダーラインギリギリだったかな......。
『酔歩する男』は見事なホラーSF。どういう落としどころに持っていくのかワクワクしながら読めた。
小難しい概念を描いている割に、凄く読みやすくて良かった。
淡々と語られる狂気が良い味出してるね。
3月25日読了。
なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?
なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?
吉田典生著。
人に仕事を振るのがちょっと苦手なので、参考になればと思って読んでみたけど、自分の中の「できない人」な部分を如何に克服するか、という視点でも非常に参考になる内容だった。
3月26日読了。

ウルフヘッドの誕生
林友彦著。
数年ぶりの再読。
『ネバーランド』シリーズの童話調の文体から一転、非常にシリアスでハードな雰囲気を醸し出す作品。
冒頭にルールを羅列するのでなく、オリエンテーションという形でプレイしながら覚えていけるという仕組みは良いと思う。
ただ、さすがに大量の仲間を全て管理するのは正直ちょっとめんどくさい(笑)。
上下巻という構成のため仕方ないけどちょっと盛り上がりに欠けるのが難点か。難易度はやや低め。
3月26日読了。
クロスファイア 上
クロスファイア 上
宮部みゆき著。
続き物だとは知らずに読んで、ちょっと損した気分だけど、前作を読んでなくても楽しめた。
淳子の暴走っぷりの危うさがうまく表現されてて良い感じ。
かなり殺伐とした内容であるだけに、石津刑事のキャラクターは救いになってる印象。
下巻も楽しみ。
3月29日読了。
クロスファイア 下
クロスファイア 下
宮部みゆき著。
面白かった。
淳子の暴走っぷりからして、ああいうラストになるのは仕方ないかなぁ。可哀想だけど。
牧原のことは淳子には自覚して欲しかった気もするけどあれで良かったのかな。
3月29日読了。
僕が2ちゃんねるを捨てた理由
僕が2ちゃんねるを捨てた理由
ひろゆき著。
土屋さんとの対談が面白かった。
あと、ひろゆきさんが家族について語ってるのがなんか意外だったというか。
ああ、この人にも家族いるんだよな、みたいな。
当たり前なんだけどw
3月30日読了。
素数ゼミの謎
素数ゼミの謎
吉村仁著。
素数ゼミに、どのような自然淘汰が働いて、13年・17年周期で羽化するという性質を獲得したのかを、非常にわかりやすく解説した本。
一応子供向けの本だけど、大人が読んでも充分唸りながら楽しんで読める。
3月30日読了。

2010年3月の読了本は14冊でした。

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