世界最大の翼竜展を見に、大阪市立自然史博物館に行ってきました

2007年10月15日 05:49 世界最大の翼竜展を見に、大阪市立自然史博物館に行ってきました

昨日は世界最大の翼竜展を見に、大阪・長居の大阪市立自然史博物館まで行ってきました。

所謂「恐竜展」は毎年頻繁に各地で開催されていますが、翼竜にスポットを当てた特設展示って珍しいですよね。

普段、恐竜展なんかでは「恐竜と同時代の爬虫類の仲間達」みたいな感じで首長竜とかとセットではじっこの方に標本が展示されていることはあっても、なかなか翼竜オンリーの展示なんて見る機会はないと思ったので、是が非でも行っておきたいと思っていました。

今回の展示のメインは、「世界最大の」と銘打っているだけあって、翼開長10mにも及ぶ正にバケモノでした。

「ケツァルコアトルス」という名前らしいですが、めちゃくちゃインパクトありましたね。デカすぎ。
あんなデカい生き物が空を飛んでいたのかと思うと、ワクワクします。
キリンやゾウ並の大きさらしいですよ。
そんなデカい飛行生物って、もうファンタジーの世界じゃないですか。
「ケツァルコアトルス」という名前自体、アステカ文明の翼の生えた蛇の神様で、よくゲームなんかにも出でくる「ケツァルコアトル」から取ってるので、余計にファンタジーっぽい。

館内の各所にテレビが置いてあって、ケツァルコアトルスの再現CGみたいなのが色々再生されていましたが、凄くできが良くて、感動しました。

ケツァルコアトルス以外にも、大小様々な翼竜の化石や模型が展示されていたんですが、それと一緒にイメージ画も展示されていました。
そのイラストに描かれた翼竜達が凄くカラフルで綺麗で、本当にファンタジーっぽかったですね。

僕が子供の頃、翼竜のイメージ画と言えば、灰色か茶色っぽい肌の色をしたプテラノドンのイメージが凄くあるんですが、今では翼竜の中にも体毛が生えていたことが確認されているものもいるようで、その関係からカラフルな絵が増えているのでしょうか。
既に地球上に存在しない「空飛ぶ爬虫類の絵」ということもあって、非常に幻想的で魅力的でした。

よくある「恐竜展」で「翼竜」としてひとまとめにされているせいもあってか、翼竜自体にはそんなにバリエーションが豊富なイメージはなかったんですが、体の大きさ、トサカの形、嘴の形、尾の長さ等など、凄く様々な翼竜がいたんだなぁ、というのが素直な感想です。

本当に小さい翼竜だと、現代のハト程度の大きさだし、「こんなのが現代にも生きてたら面白いのになぁ」なんてことを思いました。
けど、もし現代にも普通に翼竜が生き残っていたら、それが当たり前だから逆にそんな「面白い」なんて感情は生まれないんでしょうね。

あと、興味深かったのが、卵から孵化してすぐの翼竜の化石ですね。
生まれてすぐの状態で、既に体の作りが親と同じなんですよね。他の爬虫類も大抵そうなんでしょうけど。

鳥の場合は、孵化してからしばらくは「雛」の状態で、親鳥と比べると、体の大きさに対する翼の大きさの割合も小さくて、到底空を飛べるような体の作りではないと思うんですが、翼竜の場合は、体の作りからして、生まれて数時間でもう空を飛べただろうとのこと。
凄いなぁ。

これは翼竜が、鳥とは違って巣を作って卵や雛の世話をしたりはせず、卵は産み捨て状態にしてたんだろうな、ということに繋がる、と。
だから生まれてすぐに飛べないと生き残れないということですね。

地球の歴史の中で、「空を飛ぶ」という能力(滑空ではなく)を手に入れた脊椎動物は、

  • 哺乳類(コウモリとか)
  • 鳥類
  • 爬虫類(翼竜)

だけなんですよね。
で、その中で翼竜だけが残念ながら絶滅してしまい、現状、「空飛ぶ爬虫類」は存在しない、と。

「滑空」も含めれば、

  • ムササビやモモンガ等の哺乳類
  • トビウオ(魚類)
  • トビトカゲ(爬虫類)

なんかも含まれるので、また何千万年後とかには、トビトカゲから進化した新たな「空飛ぶ爬虫類」も出てくるのかもしれませんね。
あと、「空飛ぶ魚類」も(フューチャーイズワイルドにそんなのがいたなぁ)。

海にも淡水にも陸上にも、様々な脊椎動物がいますが、「空」となると途端にその数は一気に減るんですよね。
そう考えると、ちょっと話は逸れますが、ほとんどの種が当たり前に飛べる「昆虫」というやつらはやっぱりただものじゃないなぁ、なんてことも思ったりします。

何にせよ、自分が死ぬまでの間に、翼竜や恐竜という、確かにこの地球上に存在して大繁栄していた生き物を、自分の目で生で見ることは絶対にできない、というのが(太古の昔に存在していたということがわかっているからこそ余計に)、なんか残念というか悔しいというか。
動いてる翼竜とか恐竜とか見てみたいっす。ほんとに。

最後に。
今回は時間の都合で特設展示の「世界最大の翼竜展」しか見られなかったんですが、この大阪市立自然史博物館は、常設展示もめちゃくちゃ面白そうだったので、また今度常設展示の方もじっくり見に行きたいなぁと思いました。

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世界遺産ナスカ展を見に、京都文化博物館に行ってきました

昨日は、以前から電車の中吊り広告で見て行きたいと思っていた世界遺産ナスカ展―地上絵の創造者たちを見に、京都府京都文化博物館まで行ってきました。

入場が17:30まで、閉館が18:00だと言うのに、神戸を出るのがちょっと遅くなってしまった上に、阪急烏丸駅に着いてから博物館まで迷ってしまって、結局着いたのが17:20頃。ギリギリでした。orz
何故か京都に着いた途端、携帯のネット接続ができなくなってしまって、いつもはじめて行く場所に向かうときに世話になりまくっている、携帯のEZナビウォークが使えなかったのが痛かった......。
方向音痴なんで、アレが使えないとどこにも行けないんですよ。はい。

というわけで、入場してから40分程で、結構広い会場の展示を全部廻らなきゃいけなかったわけです。
さらに、でっかいスクリーンで上空からナスカの地上絵が見られるバーチャルシアターの最後の上映が17:45頃とのことだったので、実質25分でそれ以外の場所を廻らなきゃいけなくなっちゃいました。
もうちょっと早めに出るべきだったなぁ、と後悔。

結果として、かーなり駆け足で見て廻りましたが、凄く興味深い展示がたくさんありました。

僕自身、今回の展示のメインであるナスカを含む、アンデス文明に関連する知識って、今まであんまりなかったんですよね。
なので凄く新鮮でした。

暖色を基調にした各種土器のデザインは、何となくコミカルな感じで、色がくっきりとしていて綺麗だったし、土器に描かれる人の顔がなんだか可愛くて、現代の日本でもちょっと脱力系の4コママンガとかにも出てきそうな感じがしました。

シャチが海の神様的存在とされていて、色んなところでシャチをモチーフにしたデザインが出てきていたのが意外でしたね。
やっぱりナスカというと、広大な大地に描かれたどでかい地上絵のイメージが強いので、あまり海に関する文化のイメージがなかったせいかな?
実際には、ナスカの文化が栄えていたのは今のペルー南部の海岸沿いだったんですね。
シャチが畏怖の対象となるくらいだから、相当海に密着した生活をしていたんでしょうね。認識が改まりました。

それと、今回の展示で一番インパクトが強かったのが、こどものミイラでした。
数ヶ月前に、ミイラと古代エジプト展を見てきましたが、今回のミイラの方が生々しく感じましたね。

ナスカにしてもエジプトにしても、死体をミイラにするという文化は、やっぱり乾燥しやすい砂漠地帯だからこそ生まれるものなんでしょうか。
他にも中国の方でも同様にミイラの文化があったそうですが、全然距離も時代も離れている文明の間で、同様の文化が生まれるというのは、やっぱり興味深いですよね。

文化といえば、ナスカでは子供が幼いうちに、頭に板をきつくしばりつけておいて、頭蓋骨の形を変形させるというファッション的な文化があったそうで。
ファッションではなく宗教的な意味合いが強いのかもしれませんが、人間の美的感覚のようなものは、時代や場所と共に大きく変化するんだなぁと、しみじみ思いました。
もしかしたら今から何百年後とかには、「2000年前後の時代には耳たぶに穴を開けて装飾品をつけるという痛々しい文化があったらしい」とか言われたりするんだろうか。(でもピアスはもっと大昔からあるのかな?)

前述のナスカの地上絵のバーチャルシアターは、かなり良かったです。
実際にナスカ上空を飛行機で飛んだとしても見ることはできないだろうと思えるような、様々な位置から色んな地上絵を見ることができて、実際にどれくらい地上絵がでかいのかが体感できました。

地上絵と言えば、昔から所謂トンデモ的な説が大好きだったので、「ナスカの地上絵は当時宇宙人が云々」みたいな話はよく本とかで読んでいたんですが、実際に考古学者さんたちが、地上絵に対してどういう見解を持っているのかは、全然知らなかった気がします(^^;
宗教的な意味を持つものとか、地下水の位置を示すものだとかという説が主流っぽいですね。
理由が何にせよ、実際に上空からしか全体図を確認できない程の巨大な幾何学模様や複雑な絵を大地に描くことができた当時のナスカの人々の知識や技術、行動力には、本当に驚かされます。

エジプトのピラミッドなんかもそうですが、「当時の人々の知識ではこんな精密なものが作れるわけがない」みたいな話がよく出てきますよね。
でも、当時の人々の中でそういった偉大なものを残す作業における指導者的な存在の人っていうのは、その文明で一番のインテリな存在なわけで、多分天文学とか地理とか生物とか、その辺の限られた分野に関しては現代の一般人よりもはるかに知識豊富なんじゃないかな。
現在人は夜空も見ないし、自然も眺めないし、生き物と命のやり取りもしないもん。
そんな現代人よりも文化的に水準が低いからといって、それがイコール知識や技術がない、ということにはならないと思うなぁ。

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「アインシュタインLOVE」展を見に、大丸ミュージアム・梅田に行ってきました

昨日、実家の両親が頂いたお中元のお裾分けに送ってもらったビール券のお礼で、母にメールを送ったら、会話の流れで「梅田の大丸でやってるアインシュタイン展が良かったよー」なんて話になった。

僕はどっちかと言うと文系人間なので、相対性理論とかその辺正直よくわからないんですが、最近天文学の初歩とかに興味があった関係で、興味のアンテナは立ってた。

なのですぐに調べてみると、なんと今日で大丸ミュージアム・梅田でやってる「アインシュタインLOVE」展は終わりらしい。
ちょうど日曜日だし、行ってみるかー。という感じで、今日行ってきました。

っていうか、梅田の大丸に大丸ミュージアムなんていう展示場があること自体知らなかったですよ。

大丸の地下二階から、大丸ミュージアムのある15階まで延々エスカレーターで上っていったんですが、エスカレーターの途中で毎階壁に貼られたチラシにアインシュタインの名言がでかでかと書かれてて(しかもパターンが結構多い)、なんかそれ見てるだけでも結構楽しめました。

「アインシュタインLOVE」の「LOVE」ってどういうことよ?とか思いながら会場についたら、最終日ということもあってか、意外と混んでました。
正直、デパートの中のしょぼい展示場だろうから、ガラガラかなー、とも思ってたんですが。すいません。

展示は大きく分けて4つのブロックになってて、

  1. アインシュタインの見た「ニッポン」
  2. ありのままのアインシュタイン
  3. 科学者アインシュタイン
  4. "?"から"!"への科学体験ワールド

というタイトルがつけられてました。

最初の『アインシュタインの見た「ニッポン」』は、大正11年にアインシュタインが来日した際のことを詳細な資料と共に展示してありました。

正直、恥ずかしながらアインシュタインが来日していたことすら知らなかった僕ですが、アインシュタインが、今僕の住んでいる神戸から入国し、僕の実家のある奈良にも行って東大寺でお辞儀する鹿にお辞儀し返している写真とかを見ただけでめちゃくちゃ親近感が沸きましたですよ。単純ですね。

その後の展示の「ありのままのアインシュタイン」「科学者アインシュタイン」共に、アインシュタインという「人」に非常にフォーカスを当てた展示となっていました。

20世紀最大の天才物理学者と言われる人が、どんな人生を送っていたのか、というのはとても興味深かったし、あの有名な、舌をペロっと出した写真にも見られる、人柄の良さというか人間臭さというか、そういうものを感じられて面白かったです。

ただ、「相対性理論」なんかの、物理学の素人にはよく意味のわからないものを、わかりやすく説明してくれているような展示を期待していたんですが、そういった部分は最後の「"?"から"!"への科学体験ワールド」だけで、そこもあまり力を入れた展示ではない感じだったのが、少々残念でした。

まあ、あくまで「アインシュタインLOVE」という名前通り、アインシュタインという「人」がメインの展示なので、期待するところが間違っていたな、ということですね。

けど、物理学とかその辺にも興味を持てたので、よい経験になりました。

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Webコンサルタントやシステムエンジニア、執筆業などをやっている、阿部辰也のブログです。
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