今までに行ってきた自然史系博物館etcを緩く紹介するサイト『Pangea Note』を作りました

2012年12月13日 22:20 今までに行ってきた自然史系博物館etcを緩く紹介するサイト『Pangea Note』を作りました

タイトル通りなんですけど。

ここ二年ほど、急激に自然史系博物館巡りが自分の中の趣味としてのポジションを高めてきたので、そろそろそっち方面のサイトでもやってみようかな、と。

というわけで、今までに行ってきた自然史系博物館etcを緩く紹介するサイト『Pangea Note』を作りました。
Pangea Note
良かったら見てやってください。

まだ、ここ二年で行ってきた場所の一割も紹介文を書けてないんだけど、この調子だといつまで経っても公開できないので、とりあえずプレオープンということで。

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大阪市立自然史博物館で特別展『OCEAN! 海はモンスターでいっぱい』を観てきました

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大阪市立自然史博物館で現在開催されている特別展『OCEAN! 海はモンスターでいっぱい』を観てきました。

「海」がテーマということで、現生生物・絶滅生物を問わず、多種多様な海棲生物の標本が陳列されていて、非常に見ごたえのある展示となっていました。

捕食の方法や、移動の方法によって分類された展示や、海中での生物の進化の歴史に沿った展示など、複数の切り口で海棲生物の面白さを見せてくれる展示でした。

 

※なお、この特別展示は大阪市立自然史博物館では2011年11月27日まで開催しています。
その後、岡山と名古屋に巡回予定のようです。


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会場に入って最初に目に入るのは、海棲の巨大な生物を集めたコーナー。

いきなり現生の海棲哺乳類クロミンククジラの骨格が出迎えてくれます。

 

さらに、古生物では首長竜タラソメドンの全身骨格や、史上最大のウミガメであるアーケロンなども。

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やはり、でかい骨格標本はそれだけでテンション上がりますね!!


生息域別に、魚類をはじめとする現生の海棲生物の剥製をずらっと並べたコーナーも、様々な標本が一気に見られてなかなかの迫力。

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魚類の剥製ってなんかテカテカしてるよね。


なかなか珍しいというか面白い標本も色々と展示されていて、特に興味深かったのが、このジュラ紀のコウモリダコの化石。

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左の写真だとちょっとわかりにくいんだけど、イカスミの痕がくっきり黒く残っているんですね。
右の写真はイカスミ部分の拡大。

1億5,000万年前の化石に、こんな風に痕跡が残ってるなんて凄まじい奇跡だな!! と非常に感動を覚えました。


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あと、体の一部が切り開かれて、内臓まで見えるよう処理された現生のシーラカンスの標本もとても興味深かったです。

プラスティネーションといって、樹脂を体の水分と置き換えて製作するらしいです。

体表と体内の構造を一度に見られる、一粒で二度美味しい的な感じの凄い標本だなと思いました。

 
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エディアカラ紀や、カンブリア紀のいわゆるバージェス頁岩動物群をはじめとする、ちっちゃな化石も沢山展示されていました。

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この辺のヤツラは、かなり変てこな姿かたちをしていて、化石だけを見ても素人にはどんな姿なのかさっぱり想像がつかない生物が多いので、化石の横に復元画が一緒に並べられているのはとてもわかりやすくて良かったです。


海棲絶滅節足動物の代表的存在である三葉虫やウミサソリの化石も沢山。

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特に右端の大きなウミサソリ、ミクソプテルスのでかさはかなりワクワクものだったんですが、もっとでかい2.5mくらいのウミサソリもいたとか。
ウミサソリはビジュアル的にも凄くかっこいいので、現代にその子孫が生き残っていないのが大変残念な存在です......。


原始的な脊椎動物である無顎類のみなさん。

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彼らはその名の通り、まだ顎という器官が発生していない脊椎生物なのですね。
改めて考えると、ものを噛む、という機能を持つ顎という存在は大きいですね。

@afragiさん製作のケファラスピスの復元模型も展示されていました。
下に鏡が設置されていて、裏面もちゃんと見ることができる親切展示。

 

絶滅魚類の化石では、大好きなどでかい板皮類ダンクルオステウスの頭骨や、やはり巨大な条鰭類シファクティヌスの全身骨格が印象的でした。

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他にも、やはり海棲生物がテーマの展示というだけあって、非常に多様な絶滅魚類の化石が展示されていました。
陸生四足動物の祖先に近いといわれるユーステノプテロンなどの有名どころももちろん。

あと、そういえば海棲の両生類っていないよね。


というわけでお次は大好きな海棲爬虫類のコーナー。

天井に二種類のモササウルス類の全身骨格が吊り下げられていてもう大興奮です。

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さらに、こちらのコーナーにも巨大な首長竜の全身骨格が。
ちっちゃなケイチョウサウルスが二匹重なった化石も非常に可愛い。

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魚竜ステノプテリギウスの化石には、お腹のあたりの赤ちゃんの化石も。
こうした化石があることから、魚竜は卵を産むのではなく、お腹の中で卵を孵して子供を生む卵胎生だとされていますね。
首長竜も、最近同様に卵胎生の証拠となる化石が発見されたというニュースが最近ありましたね。

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他には、板歯類という首長竜の祖先と近縁な爬虫類の顎の骨や、海棲ワニの全身化石なども。

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他にも様々な海棲爬虫類の化石が大量に。
このコーナーが自分の中で一番テンション上がってたので、やっぱり改めて自分は爬虫類好きなんだなあと実感いたしましたですよ。


続いて海棲哺乳類のコーナー。

クジラの祖先であるパキケトゥス(この子自身は陸棲)と、現生のクジラ類とほとんど変わりのないヌマタネズミイルカの全身骨格。

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最近、絶滅哺乳類にかなり興味が沸いてきてるのですが、そのきっかけがパキケトゥスあたりからの「クジラの進化って面白いなー」という好奇心からでした。
こんなありきたりな形態の四足動物がクジラのような形態に進化していく過程というのは非常に興味深いですね。

他にも、既に絶滅して子孫の残っていない束柱類というグループの哺乳類で有名なデスモスチルス(常設展にも展示されてますね)や、最大のカイギュウ類としてこちらも有名なステラーカイギュウなども展示されています。

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アシカやセイウチ、アザラシ等の鰭脚類の祖先、アンフィキオン(この子自身はやはり陸棲)と、アロデスムスの全身骨格。

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クジラと同様に、鰭脚類の進化も面白そうですねー。


他にも、アンモナイトやオウムガイの化石ももちろん豊富に展示してありました。

海棲生物のみの展示、というのははじめて見たので、非常に興味深くて楽しむことができました。

個人的にはやっぱり絶滅した海棲爬虫類や海棲哺乳類の化石や全身骨格を沢山見ることができたのがポイント高いです。

展示の切り口も様々なので、色んな角度から海棲生物について学んで楽しめる良い展示だと思いました。

大阪では11/27までやっているのでぜひ行ってみると良いと思いますよ!


日本が誇る海棲爬虫類といえば、やはりフタバスズキリュウ。

 
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大阪市立自然史博物館で特別展「来て!見て!感激!大化石展」を観てきました

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大阪市立自然史博物館で現在開催されている特別展「来て!見て!感激!大化石展」を観てきました。

「そもそも化石とは何か」というところから、生物やその痕跡がどのような過程を経て化石になるのか、という紹介に始まり、地球上の生命誕生から古生代・中生代・新生代と時代を追う形で、様々な生物の化石を見ることができます。

多種多様な化石が大量に陳列されていて、非常に見ごたえのある展示になっていましたよ。
※なお、この特別展は2011年8月28日まで開催しています。

 

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まず最初のコーナーでは、どういうものが化石と呼ばれるのか、といったことが様々な標本とともに解説されていました。

例えば左の写真だと、牛の角やマンモスの毛なんかが展示されてますが、こういうのも化石なんですよね。

 

他に興味深かったのは、化石のレプリカの作り方をわかりやすく解説していた展示とかですね。

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実物化石から型を取り、その型を元にしてレプリカを作る、という流れが、そのまま展示されていて参考になりました。


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続いて、いよいよ生命進化と絶滅の流れを大量の化石展示で紹介するコーナーへ。

カンブリア紀の、有名なバージェスや澄江から発掘された化石が沢山展示されていました。

あの有名なアノマロカリスの化石もありましたよ。

 

そんな中で特にインパクトがあったのが、大量の三葉虫化石。

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大量にある上に、非常に形のわかりやすい物ばかりが展示されていて、見ていて飽きませんでしたねー。

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こんなウミサソリの化石も、綺麗に形が見えて良いですなー。

三葉虫してもウミサソリにしても、パージェスや澄江動物群にしても、もう今は子孫の残っていない節足動物の化石って、なんか凄く好きです。

 

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続いて、少し時代が下って、原始的な脊椎動物の中から魚類が現れたあたりの展示。

今では絶滅して見ることのできない板皮類という魚類の一グループの化石が色々展示されていました。

板皮類は、名前の通り、頭部が板のような硬い骨板でできているので、そこの部分の化石が残りやすいんでしょうね。
写真のように、下に鏡を敷いて、頭部を上からも下からも見えるように展示してくれていました。

隣で見ていた男性が「え、これ魚?亀じゃなくて?」ってつぶやいてたのが印象的でしたw
全身の復元予想図も添えて展示してあるとわかりやすかったかもしれませんねー。
バージェスや澄江の化石とかは、僕も名前をきいたことがないような生物の化石がたくさんあって、生きていたときの姿を想像するのが困難なものが結構ありました。

 

そして脊椎動物の上陸。

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四肢動物(陸上動物)に近い魚類といわれる肺魚の一種スカウメナキアや、同じく四肢動物の祖先に近い魚として有名なユーステノプテロン(エウステノプテロン)の化石。

しっかりとした鰭の形が「ここから脚に進化していったんだなー」としみじみ思わせてくれます。
ユーステノプテロンは、頭も両生類っぽい。


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こちらはほぼ陸上生活にシフトしきった感じの生物。ディスコサウリスカスという、爬虫類に近い両生類だそうです。

植物と一緒に化石になっているうえに、右上と左下にも同種のものっぽい頭骨がありますね。

 

さて、脊椎動物が上陸を果たした頃には、昆虫をはじめとする節足動物の皆さんはとっくの昔に上陸を果たしていたわけですが、そんな古生代の昆虫他、陸上節足動物の綺麗な化石も沢山展示されていました。

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古生代石炭紀頃のゴキブリとクモ。

ゴキブリにしてもクモにしても、古生代の頃からさほど形態が変わってないっていうのはほんと凄いことですなあ。
しかも両者とも、いかにもな「生きた化石」という感じで辛うじて生き残ってるのではなくて、生存競争の第一線を今でも走ってる方ですもんね。どんだけ勝ち組だよ。


続いて、みんな大好き中生代。いわゆる恐竜の時代ですよー。

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近畿地方で発掘された恐竜ということで、三重の鳥羽竜の大腿骨・上腕骨と、兵庫の丹波竜の血道弓・椎骨などなどが展示されていました。

トバリュウもタンバリュウも、どちらも竜脚類(ブラキオサウルスやアパトサウルスといったでかくて首の長い植物食恐竜のグループ)なので、やっぱり骨のひとつひとつがでかいですよね。

ちっちゃな男の子がトバリュウの大腿骨を見て「これが太もも!?すっげぇ!!」と感動していたのがほほえましかったです(・∀・*)
その子より大腿骨の方がでかかったもんねw


ジュラ紀・白亜紀の昆虫化石も沢山展示されていました。

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左から、トンボ・ハチ・タガメの化石です。
どれも綺麗に形が残ってて凄いですね。

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そんな綺麗な状態の昆虫化石ばっかりが、こんなケースに一面びっしりと陳列されてるんですよ。
これ、なにげにかなり凄いと思いません!?

ここのケースだけで多分、一時間くらいかけて見てた気がします......。

 

さてさて、やっぱり化石といえばティラノサウルスなどの獣脚類恐竜の全身骨格なんかが一番人気ですよね。

というわけで、今回の大化石展の目玉! 獣脚類恐竜の全身骨格化石のご紹介です!!

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可愛くてかっこいい始祖鳥たんと孔子鳥たんの全身化石です!!!

こら、「鳥じゃん」とか言ったそこのお前!出直して来い!鳥は獣脚類恐竜なんだよ!!!!!!!><

関係ないけどつい先日、「孔子鳥の羽毛の色を再現」なんていう記事が話題になっていましたね。


さて、(鳥類を含む)恐竜や昆虫などが地上を闊歩していた中生代、一方海といえば、アンモナイトです。

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いわゆる一般的な感じのアンモナイトから、異常巻きと言われる凄い形のアンモナイトまで、様々なアンモナイト化石が並んでいました。


他にも、綺麗に形のわかる中生代のエビの化石とか、海棲爬虫類モササウルスの化石など、中生代の海の生物の化石も沢山展示されていました。

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そして白亜紀末期の大量絶滅を経て、新生代。

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大阪で見つかったキシワダワニとタカツキワニの化石。

他に、常設展示の方には同じく大阪産のマチカネワニの全身骨格も展示してありますね。

大阪に普通に比較的最近(地質学的な意味で)までワニが住んでいたというのは、なんかロマンがあっていいなーとか思ってしまいます。

 

あと、黄河象とヤベオオツノジカの全身骨格は、やっぱり凄い存在感を放ってましたね。

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この二体は、今回の特別展会場に入ってすぐ目の前に、目につくように展示してあるので、やっぱり今回の目玉的存在なんでしょうね。


他にも、植物の化石や復元模型なんかも非常に沢山展示されていました。

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普段はどうしても自分の興味の方向的に、動物の化石をじっくり見ることはあっても、あまり植物の化石をじっくり見ることってなかったんですが、今回は植物化石もじっくり見ることができて、なんだか新鮮な気分でした。

今回の大化石展は、いわゆる「大恐竜展!!」みたいな派手さはないですが、だからこそそういう「大恐竜展」的な展示では脇役になってしまいがちなタイプの化石群それぞれに、しっかりスポットが当たっている感じがして良かったな、と思います。
やっぱり恐竜の全身骨格が展示されていると、そればっかりに注目がいっちゃうところがあるもんね。

それでもやっぱり恐竜分が足りない!と思うなら、始祖鳥や孔子鳥を眺めてにやにやしておくか、あるいは常設展示も観にいけば良いと思いますよ!

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常設展示にはこんなwktkゾーンが待っている!

まあ、今回は13時頃に大化石展を観始めて、そのまま閉館まで三周くらいじっくり堪能したので、僕自身は常設展は行けなかったんですけどね!


今回の大化石展は、予習か復習でこの本を読むと凄く面白いと思います。

生物誕生から今までの歴史を網羅的に学べてお勧めですよ!

 
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大阪市立自然史博物館で特別陳列「お披露目!博物館に届いた新しい標本」を観てきました

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もう一週間前の話なんだけど、大阪市立自然史博物館で開催されている特別陳列「お披露目!博物館に届いた新しい標本」を観てきました。

自然史博物館では毎年たくさんの標本を収集しているけど、そのほとんどは一般向けに展示されず、収蔵庫で保管されて、研究に利用されているそうです。
今回は、そんな標本の一部をお披露目しよう、という企画とのこと。

 

様々なジャンルの、多種多様な標本が展示されていました。
※なお、この特別陳列は2011年5月29日まで開催しています。


まず、展示会場のネイチャーホールに入ると、最初に目に飛び込んでくる目立つ展示が、物凄い量の日本産蝶のコレクション。

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上の写真のような展示がこの三倍くらい並んでました。

同種の蝶が大量に並んでいると、なんだか凄く圧倒されます。
ぼんやり眺めてるだけでも何かの模様みたいで非常に綺麗。

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蝶の標本はそれぞれ採集された市区町村別に分類されているので、資料としての価値も凄く高いんだろうなあ、と素人ながらに思いました。


膨大な蝶の標本と同じくらい目立っていたのが、鳥類の剥製コレクション。

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鳥好きとしてはたまらない光景です。

西垣外正行さんという方が、個人で収集、作成された鳥類剥製コレクションとのこと。
2009年に亡くなられたそうで、コレクションの中には作成途中の剥製も含まれていました。

剥製作成の過程がうかがい知れて、作成途中の剥製もまた興味深かったです。

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猛禽類かわいいよ猛禽類。

ちなみに、大阪市立自然史博物館とは関係ありませんが、同じ大阪の岸和田市にあるきしわだ自然資料館には、大量の哺乳類の剥製が展示されています。
哺乳類好きならぜひ行って見ると良いかとw


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他にも、北アメリカとアフリカのイシガイの標本も面白かったですね。
イシガイは南極を除く全ての大陸に分布していて、淡水棲の貝という性質上、地理的に隔離され易いため、地域毎の多様性が高いとのこと。

確かに大きさや、貝殻の形で多様で面白い。

 

去年の五月に大阪湾に漂着したマッコウクジラの死体から採取した、マッコウクジラの下顎骨と歯、そして胃の内容物であるイカのクチバシ。

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クジラには、プランクトン食のヒゲクジラ(歯がなく口から生えたヒゲのような器官でプランクトンなどをろ過して食べる)と、ちゃんと歯の生えたハクジラがいるわけですが、マッコウクジラは後者ですね。
胃の内容物にイカがいたことからもわかるように、もろに肉食動物ですが、意外と歯が丸っこいんだなぁ、と思いました。

なんか下顎骨と歯の組み合わせが、何かの楽器みたいです。


山梨県の南アルプス鳳凰山から採集された、大量の甲虫類の標本。

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ひとつの山にこれだけ多種多様な甲虫類がいるのかと思うと、改めて甲虫類の種の豊富さを思い知らされますね。
地上にも、木の表面にも内部にも、池や川の表面にも水中にも、甲虫はどこでもいますねほんとに。

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ちなみに、現在最も成功している陸生生物は昆虫だ、とはよく言われますが、その中でも最も種数が多いのは甲虫類みたいですよ。
飛ばずにじっとしてることが多いから新種を発見し易い、というのも理由の一つみたいですが。

というわけで、新種の標本も展示されていました。

 

さて、今回の特別陳列で個人的に一番興味深かったのは、昆虫寄生菌(いわゆる冬虫夏草)の標本。

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キノコみたいなもんなんですが、普通のキノコとは違って、昆虫に寄生して、昆虫本体から養分を吸い取って成長するというなかなか恐ろしいキノコです。

左の写真は、セミの幼虫に寄生して成長するセミタケ。

昔の人はこういうのを見て「冬は虫の姿なのに、夏になると植物になって生えてくる!なにこれすごい!」と思って「冬虫夏草」と呼んだんだとか。

 
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こちらはスズメバチの成虫に寄生するトガリスズメバチダケ。
宿主であるスズメバチの姿が、色までそのままなので非常に生々しいです。

なんとなく、動きの鈍そうな幼虫に寄生する菌というのはイメージし易いけど、ハチの成虫のような素早い虫に寄生するのはどういうルートなんでしょうね。

 

あと、スズメバチのような真社会性の昆虫が一体でも寄生されると、巣の中でどういう風に蔓延するのかとかも気になります。
巣が大惨事になりそうですよね。

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新種かもしれないという標本も展示されていました。

動物同士の寄生や、動物が植物に寄生するというケースももちろん面白いけど、基本的には身動き取れない植物や菌類が動物に寄生する、というのは何となくホラーな感じがして面白いなあ、と今回これらの標本を見て改めて思いました。

ちょっと冬虫夏草や昆虫寄生菌関連の本をいくつか読んでみようかな。

 

それと、今年の夏(7/2~8/28)には大阪市立自然史博物館で特別展「来て!見て!感激!大化石展」が開催されるそうで(こちらも超楽しみにしています)、その予告として、神戸で発掘された植物化石と、孔子鳥の化石が展示されていました。

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上の写真は孔子鳥の化石二種。

孔子鳥は、あの有名な始祖鳥よりちょっとだけ新しいタイプの鳥で、始祖鳥とは違って口には歯がなく、くちばしになっていますが、まだまだ恐竜っぽさを残している前肢の爪がチャームポイントの可愛い子です。

鳥類の起源が獣脚類恐竜だとする説の有力な証拠と言われている、いわゆる羽毛恐竜の化石が沢山発掘されている中国の遼寧省で、恐竜と一緒に発掘された古い鳥類化石の一つです。

鳥&恐竜好きとしては、この化石の前に立ってるだけでご飯三杯はいけるw

他にも、地質学系の資料や植物学系の標本など、ほんとに多種多様なジャンルの貴重な標本が沢山展示されていました。

2011年5月29日までやってるので、みんな観にいくといいよ!


おまけ。
常設展示も楽しいよ!
特に、恐竜をはじめ大型の古生物の化石標本が結構沢山あるので、見ていて飽きません!

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自然史系の博物館は大好きなのでちょくちょく行ってるけど、今回の特別陳列の主旨なんかを元に色々改めて考えたんですが、博物館っていうのは、ある意味「博物館という大きな箱を使用したプレゼン資料」なんですよね。
なので、「これを展示した人は、膨大な資料・標本の中から、どういう意図で、この限られたスペースにこれらを選び、こういう流れの展示にしたのか」を意識して考えながら見てまわると、楽しさも理解度も深まるなー、と思いました。

僕のような講師業とか、営業とか企画とかの仕事してる人なら普段からプレゼンなんかで自分がやってることですね。

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だまし絵展を見に、兵庫県立美術館に行ってきました

先日、だまし絵展を見に、兵庫・灘の兵庫県立美術館まで行ってきました。

結構頻繁に広告を見かけていたので、混んでるのかなー、とは思ってましたが、想像以上の混雑っぷりに驚きました。
前売りのチケットを持たずに行ったら、チケット購入の列で何十分と待たされる勢い。
事前に書店で前売りチケットを買ってから行ったので、待たずにすぐに入れましたが、中に入っても延々行列が続いていました。
前売りチケット取扱店はこちら

僕自身も普段美術館にはあんまり行かないのでわかりませんが、美術館がこんだけ混雑するって、なかなかないんじゃないでしょうか?
僕みたいに普段美術館に行かない人も興味を持って、みんなが行ったってことなんでしょうね。

有名なエッシャーの絵なんかは僕も知ってましたけど、色んなタイプのだまし絵があって、非常に面白い展示でした。

主な展示作品は、兵庫県立美術館の作品紹介にも載ってますが、ここに載っている以外にも、思わず感心してしまう凄い技法を使った作品がたくさんあって、長い行列が長時間かけてゆっくりゆっくり進んでいくペースでも、楽しんで観ることができました。

特に、「アナモルフォーズ」と呼ばれる技法を使った『ルーベンスの《十字架昇架》の場面のあるアナモルフォーズ』っていう作品が凄かった。

一見すると「わけのわからない歪な何か」としか言いようのない絵なんですが、その絵の中心に、円筒形の鏡を置くと、その円筒鏡にはちゃんとした絵が映る、という仕掛けです。
円筒形なので当然360°どの方向から見ても、ちゃんと綺麗な絵が映ります。あれは凄かった。

あと、「トロンプルイユ」という、一見背景の一部なのか、絵画なのか判別がつかないような感じの絵が沢山ありました。
この手の技法で絵を描く時は、とりあえずガラスやレンズが絵画上に描かれているケースや、めくれかけた紙や布が描かれているケースが多くて、うまく立体感を表現しているなぁ、と感心しました。
ただ、あまりにも沢山のトロンプルイユの絵があったので、だんだん慣れてきて、新鮮な驚きがなくなってしまったのは残念(笑)。

あと、やっぱり有名なエッシャーの絵の前は凄い人だかりでしたね。
僕もエッシャーの絵は好きでしたが、生でじっくり観ることができて、改めて凄い絵だなぁと実感。

それと、メタ視点というか、絵画の中の人物が、額から出ようとしているような絵とかも観てて楽しかったですね。

最後の方では、20世紀以降の最近のだまし絵が展示されていましたが、中でも『水の都』っていう立体の作品が凄かった。
見事に目の錯覚を利用して、どの角度から観ても、作品の中で立体的に別の風景が映るように設計されている、不思議な作品でした。
しばらく観た後、ちょっと頭がクラクラしましたが(笑)。

とにかく大量にユニークなだまし絵が展示されているので、普段絵画なんて全然興味ないような人でも、単純に楽しめる展示になっています。
凄い人気なのも納得です。超お勧め。

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世界最大の翼竜展を見に、大阪市立自然史博物館に行ってきました

昨日は世界最大の翼竜展を見に、大阪・長居の大阪市立自然史博物館まで行ってきました。

所謂「恐竜展」は毎年頻繁に各地で開催されていますが、翼竜にスポットを当てた特設展示って珍しいですよね。

普段、恐竜展なんかでは「恐竜と同時代の爬虫類の仲間達」みたいな感じで首長竜とかとセットではじっこの方に標本が展示されていることはあっても、なかなか翼竜オンリーの展示なんて見る機会はないと思ったので、是が非でも行っておきたいと思っていました。

今回の展示のメインは、「世界最大の」と銘打っているだけあって、翼開長10mにも及ぶ正にバケモノでした。

「ケツァルコアトルス」という名前らしいですが、めちゃくちゃインパクトありましたね。デカすぎ。
あんなデカい生き物が空を飛んでいたのかと思うと、ワクワクします。
キリンやゾウ並の大きさらしいですよ。
そんなデカい飛行生物って、もうファンタジーの世界じゃないですか。
「ケツァルコアトルス」という名前自体、アステカ文明の翼の生えた蛇の神様で、よくゲームなんかにも出でくる「ケツァルコアトル」から取ってるので、余計にファンタジーっぽい。

館内の各所にテレビが置いてあって、ケツァルコアトルスの再現CGみたいなのが色々再生されていましたが、凄くできが良くて、感動しました。

ケツァルコアトルス以外にも、大小様々な翼竜の化石や模型が展示されていたんですが、それと一緒にイメージ画も展示されていました。
そのイラストに描かれた翼竜達が凄くカラフルで綺麗で、本当にファンタジーっぽかったですね。

僕が子供の頃、翼竜のイメージ画と言えば、灰色か茶色っぽい肌の色をしたプテラノドンのイメージが凄くあるんですが、今では翼竜の中にも体毛が生えていたことが確認されているものもいるようで、その関係からカラフルな絵が増えているのでしょうか。
既に地球上に存在しない「空飛ぶ爬虫類の絵」ということもあって、非常に幻想的で魅力的でした。

よくある「恐竜展」で「翼竜」としてひとまとめにされているせいもあってか、翼竜自体にはそんなにバリエーションが豊富なイメージはなかったんですが、体の大きさ、トサカの形、嘴の形、尾の長さ等など、凄く様々な翼竜がいたんだなぁ、というのが素直な感想です。

本当に小さい翼竜だと、現代のハト程度の大きさだし、「こんなのが現代にも生きてたら面白いのになぁ」なんてことを思いました。
けど、もし現代にも普通に翼竜が生き残っていたら、それが当たり前だから逆にそんな「面白い」なんて感情は生まれないんでしょうね。

あと、興味深かったのが、卵から孵化してすぐの翼竜の化石ですね。
生まれてすぐの状態で、既に体の作りが親と同じなんですよね。他の爬虫類も大抵そうなんでしょうけど。

鳥の場合は、孵化してからしばらくは「雛」の状態で、親鳥と比べると、体の大きさに対する翼の大きさの割合も小さくて、到底空を飛べるような体の作りではないと思うんですが、翼竜の場合は、体の作りからして、生まれて数時間でもう空を飛べただろうとのこと。
凄いなぁ。

これは翼竜が、鳥とは違って巣を作って卵や雛の世話をしたりはせず、卵は産み捨て状態にしてたんだろうな、ということに繋がる、と。
だから生まれてすぐに飛べないと生き残れないということですね。

地球の歴史の中で、「空を飛ぶ」という能力(滑空ではなく)を手に入れた脊椎動物は、

  • 哺乳類(コウモリとか)
  • 鳥類
  • 爬虫類(翼竜)

だけなんですよね。
で、その中で翼竜だけが残念ながら絶滅してしまい、現状、「空飛ぶ爬虫類」は存在しない、と。

「滑空」も含めれば、

  • ムササビやモモンガ等の哺乳類
  • トビウオ(魚類)
  • トビトカゲ(爬虫類)

なんかも含まれるので、また何千万年後とかには、トビトカゲから進化した新たな「空飛ぶ爬虫類」も出てくるのかもしれませんね。
あと、「空飛ぶ魚類」も(フューチャーイズワイルドにそんなのがいたなぁ)。

海にも淡水にも陸上にも、様々な脊椎動物がいますが、「空」となると途端にその数は一気に減るんですよね。
そう考えると、ちょっと話は逸れますが、ほとんどの種が当たり前に飛べる「昆虫」というやつらはやっぱりただものじゃないなぁ、なんてことも思ったりします。

何にせよ、自分が死ぬまでの間に、翼竜や恐竜という、確かにこの地球上に存在して大繁栄していた生き物を、自分の目で生で見ることは絶対にできない、というのが(太古の昔に存在していたということがわかっているからこそ余計に)、なんか残念というか悔しいというか。
動いてる翼竜とか恐竜とか見てみたいっす。ほんとに。

最後に。
今回は時間の都合で特設展示の「世界最大の翼竜展」しか見られなかったんですが、この大阪市立自然史博物館は、常設展示もめちゃくちゃ面白そうだったので、また今度常設展示の方もじっくり見に行きたいなぁと思いました。

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世界遺産ナスカ展を見に、京都文化博物館に行ってきました

昨日は、以前から電車の中吊り広告で見て行きたいと思っていた世界遺産ナスカ展―地上絵の創造者たちを見に、京都府京都文化博物館まで行ってきました。

入場が17:30まで、閉館が18:00だと言うのに、神戸を出るのがちょっと遅くなってしまった上に、阪急烏丸駅に着いてから博物館まで迷ってしまって、結局着いたのが17:20頃。ギリギリでした。orz
何故か京都に着いた途端、携帯のネット接続ができなくなってしまって、いつもはじめて行く場所に向かうときに世話になりまくっている、携帯のEZナビウォークが使えなかったのが痛かった......。
方向音痴なんで、アレが使えないとどこにも行けないんですよ。はい。

というわけで、入場してから40分程で、結構広い会場の展示を全部廻らなきゃいけなかったわけです。
さらに、でっかいスクリーンで上空からナスカの地上絵が見られるバーチャルシアターの最後の上映が17:45頃とのことだったので、実質25分でそれ以外の場所を廻らなきゃいけなくなっちゃいました。
もうちょっと早めに出るべきだったなぁ、と後悔。

結果として、かーなり駆け足で見て廻りましたが、凄く興味深い展示がたくさんありました。

僕自身、今回の展示のメインであるナスカを含む、アンデス文明に関連する知識って、今まであんまりなかったんですよね。
なので凄く新鮮でした。

暖色を基調にした各種土器のデザインは、何となくコミカルな感じで、色がくっきりとしていて綺麗だったし、土器に描かれる人の顔がなんだか可愛くて、現代の日本でもちょっと脱力系の4コママンガとかにも出てきそうな感じがしました。

シャチが海の神様的存在とされていて、色んなところでシャチをモチーフにしたデザインが出てきていたのが意外でしたね。
やっぱりナスカというと、広大な大地に描かれたどでかい地上絵のイメージが強いので、あまり海に関する文化のイメージがなかったせいかな?
実際には、ナスカの文化が栄えていたのは今のペルー南部の海岸沿いだったんですね。
シャチが畏怖の対象となるくらいだから、相当海に密着した生活をしていたんでしょうね。認識が改まりました。

それと、今回の展示で一番インパクトが強かったのが、こどものミイラでした。
数ヶ月前に、ミイラと古代エジプト展を見てきましたが、今回のミイラの方が生々しく感じましたね。

ナスカにしてもエジプトにしても、死体をミイラにするという文化は、やっぱり乾燥しやすい砂漠地帯だからこそ生まれるものなんでしょうか。
他にも中国の方でも同様にミイラの文化があったそうですが、全然距離も時代も離れている文明の間で、同様の文化が生まれるというのは、やっぱり興味深いですよね。

文化といえば、ナスカでは子供が幼いうちに、頭に板をきつくしばりつけておいて、頭蓋骨の形を変形させるというファッション的な文化があったそうで。
ファッションではなく宗教的な意味合いが強いのかもしれませんが、人間の美的感覚のようなものは、時代や場所と共に大きく変化するんだなぁと、しみじみ思いました。
もしかしたら今から何百年後とかには、「2000年前後の時代には耳たぶに穴を開けて装飾品をつけるという痛々しい文化があったらしい」とか言われたりするんだろうか。(でもピアスはもっと大昔からあるのかな?)

前述のナスカの地上絵のバーチャルシアターは、かなり良かったです。
実際にナスカ上空を飛行機で飛んだとしても見ることはできないだろうと思えるような、様々な位置から色んな地上絵を見ることができて、実際にどれくらい地上絵がでかいのかが体感できました。

地上絵と言えば、昔から所謂トンデモ的な説が大好きだったので、「ナスカの地上絵は当時宇宙人が云々」みたいな話はよく本とかで読んでいたんですが、実際に考古学者さんたちが、地上絵に対してどういう見解を持っているのかは、全然知らなかった気がします(^^;
宗教的な意味を持つものとか、地下水の位置を示すものだとかという説が主流っぽいですね。
理由が何にせよ、実際に上空からしか全体図を確認できない程の巨大な幾何学模様や複雑な絵を大地に描くことができた当時のナスカの人々の知識や技術、行動力には、本当に驚かされます。

エジプトのピラミッドなんかもそうですが、「当時の人々の知識ではこんな精密なものが作れるわけがない」みたいな話がよく出てきますよね。
でも、当時の人々の中でそういった偉大なものを残す作業における指導者的な存在の人っていうのは、その文明で一番のインテリな存在なわけで、多分天文学とか地理とか生物とか、その辺の限られた分野に関しては現代の一般人よりもはるかに知識豊富なんじゃないかな。
現在人は夜空も見ないし、自然も眺めないし、生き物と命のやり取りもしないもん。
そんな現代人よりも文化的に水準が低いからといって、それがイコール知識や技術がない、ということにはならないと思うなぁ。

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「アインシュタインLOVE」展を見に、大丸ミュージアム・梅田に行ってきました

昨日、実家の両親が頂いたお中元のお裾分けに送ってもらったビール券のお礼で、母にメールを送ったら、会話の流れで「梅田の大丸でやってるアインシュタイン展が良かったよー」なんて話になった。

僕はどっちかと言うと文系人間なので、相対性理論とかその辺正直よくわからないんですが、最近天文学の初歩とかに興味があった関係で、興味のアンテナは立ってた。

なのですぐに調べてみると、なんと今日で大丸ミュージアム・梅田でやってる「アインシュタインLOVE」展は終わりらしい。
ちょうど日曜日だし、行ってみるかー。という感じで、今日行ってきました。

っていうか、梅田の大丸に大丸ミュージアムなんていう展示場があること自体知らなかったですよ。

大丸の地下二階から、大丸ミュージアムのある15階まで延々エスカレーターで上っていったんですが、エスカレーターの途中で毎階壁に貼られたチラシにアインシュタインの名言がでかでかと書かれてて(しかもパターンが結構多い)、なんかそれ見てるだけでも結構楽しめました。

「アインシュタインLOVE」の「LOVE」ってどういうことよ?とか思いながら会場についたら、最終日ということもあってか、意外と混んでました。
正直、デパートの中のしょぼい展示場だろうから、ガラガラかなー、とも思ってたんですが。すいません。

展示は大きく分けて4つのブロックになってて、

  1. アインシュタインの見た「ニッポン」
  2. ありのままのアインシュタイン
  3. 科学者アインシュタイン
  4. "?"から"!"への科学体験ワールド

というタイトルがつけられてました。

最初の『アインシュタインの見た「ニッポン」』は、大正11年にアインシュタインが来日した際のことを詳細な資料と共に展示してありました。

正直、恥ずかしながらアインシュタインが来日していたことすら知らなかった僕ですが、アインシュタインが、今僕の住んでいる神戸から入国し、僕の実家のある奈良にも行って東大寺でお辞儀する鹿にお辞儀し返している写真とかを見ただけでめちゃくちゃ親近感が沸きましたですよ。単純ですね。

その後の展示の「ありのままのアインシュタイン」「科学者アインシュタイン」共に、アインシュタインという「人」に非常にフォーカスを当てた展示となっていました。

20世紀最大の天才物理学者と言われる人が、どんな人生を送っていたのか、というのはとても興味深かったし、あの有名な、舌をペロっと出した写真にも見られる、人柄の良さというか人間臭さというか、そういうものを感じられて面白かったです。

ただ、「相対性理論」なんかの、物理学の素人にはよく意味のわからないものを、わかりやすく説明してくれているような展示を期待していたんですが、そういった部分は最後の「"?"から"!"への科学体験ワールド」だけで、そこもあまり力を入れた展示ではない感じだったのが、少々残念でした。

まあ、あくまで「アインシュタインLOVE」という名前通り、アインシュタインという「人」がメインの展示なので、期待するところが間違っていたな、ということですね。

けど、物理学とかその辺にも興味を持てたので、よい経験になりました。

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