「黒祠の島」 - 小野不由美
今日は旧ブログから、読書感想文を転載。
というわけで、以下、旧ブログの文章そのままです。
5年前の感想なので、今読むとまた印象が違うかもですね。
読了前
先週の金曜日、仕事帰りに寄った本屋でたまたま見つけて買って帰った「黒祠の島」を、
通勤の行き帰りで読んでます。
やっぱ小野不由美、良いなぁ。
「屍鬼」もそうだけど、
この人の書く、閉鎖的な集落の何とも言えない嫌な雰囲気がたまらないですね。
まだ途中までしか読んでないけど、「SIREN」は、
「屍鬼」だけじゃなくて「黒祠の島」からもだいぶ影響を受けてるっぽいのかな。
まあ「閉鎖的な集落に宗教的・政治的圧力で君臨する有力者一族と、その禁忌」というモチーフは王道ですけど。
「SIREN」やる前にこっちも読んでたら、もっと楽しかったかもしれない。
読了後
「黒祠の島」読了。
かなり面白かった。
けど、クライマックスがちょっとなぁ......。
浅緋が登場するまでは、「実際に現実にあってもギリギリ納得できる」というボーダーライン上で、
嫌な感じの異質な世界が描かれていたのに、浅緋の登場であっさりそのボーダーを越えちゃったという印象。
文学的な雰囲気が、一気に漫画的になったというか。
「屍鬼」の場合は、
文庫本で5冊にも渡るボリュームの中で、ゆっくりじわじわとそのボーダーを越えて行ったので、
比較的違和感なく受け止めることができたんですが、「黒祠の島」はその辺りが強引過ぎた感じでしょうか。
惜しいなぁ......。けど中盤まではほんとに雰囲気が秀逸でした。
ミステリーとして読んだ場合は、どうなんでしょうね。もともとあまりミステリーは読まない人なので何とも。
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