2009年に読んだ・遊んだゲームブックベスト13

2010年6月24日 20:23 2009年に読んだ・遊んだゲームブックベスト13

もう今年も上半期が終わろうとしてますが、今さら2009年に読んだ・遊んだゲームブック13冊のランキングですよ。

13位
バック・トゥ・ザ・フューチャー
安田均、TTG著。
同名の名作映画をゲームブック化した作品。
映画では主人公のマーティはこう行動したけど、別の行動をしたらどうなるだろう?的な楽しみ方ができるのが良いところ。
映画自体が非常に有名なので、ゲームブック入門として良い作品じゃないかな、と思う。
12位
ネバーランドのカボチャ男
林友彦著。
『ネバーランドのリンゴ』『ニフルハイムのユリ』の続編。
ゲームブックというかボードゲームというか、その境界線あたりに位置する作品。
序盤はちょっと苦しいものの、ゲームバランスはかなり良かった。
ただ、基本的に多人数プレイ前提のシステムなので、一人でやるとちょっと物足りなかったかな。
ゲームシステム重視のため、読み物としての面白さはあまりない。
11位
火吹山の魔法使い
火吹山の魔法使い
スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストン著。
言わずと知れたゲームブックの元祖にして名作。
なんだけど、やっぱりブーム最初期の作品だけあって、凄くシンプル。
とは言え、前半の後戻り不可な一方向型迷路と、後半の双方向マップのダンジョンや、ラストのパラグラフジャンプ等、この作品の後に出たゲームブックのシステムの原型はもう既にほとんどここに詰め込まれている。
10位
チョコレートナイト
チョコレートナイト
鈴木直人著。
ドルアーガ三部作等を書いた屈指の日本人ゲームブック作家鈴木直人さんによる、入門用ゲームブック。
初心者向けとはいえ、非常に緻密に設計されていて、慣れたプレイヤーでも面白い。
特にラスボスとの戦闘のシステムの緻密さには唖然。
ただ、キャラシートを排除して、各種情報を簡単な記号で管理する、という手法は逆にキャラの状態が想像しにくくてハードルを高くしてないかな、とか思ったりもする。
9位
バルサスの要塞
バルサスの要塞
スティーブ・ジャクソン著。
『ファイティング・ファンタジー』シリーズの名作。
『火吹山』と比べると、魔法システムなんかがあって選択の自由度が増してるところがポイント。
バルサスの砦に住む様々なモンスターが、凄く生活観溢れる描写で表現されているのが魅力的。
難易度やバランスも良い。
8位
竜の血を継ぐ者
竜の血を継ぐ者
中河竜都著。
旧題『ドラゴンバスター』のリメイク版。
女性主人公レイラの主観視点で描かれる、ちょっと軽めの文章は賛否両論ありそうだけど、違和感なく読めた。
あんまり有名じゃないけど、非常に完成度の高い、双方向型のゲームブック。
成長システムと戦闘システムの関係が、かなり緻密に調整されているので、キャラ育成が楽しい。
ストーリー的にも終盤の展開がかなり熱い。複数あるエンディングも、どれもちょっと皮肉な感じで好きです。
7位
シャムタンティの丘を越えて
シャムタンティの丘を越えて
スティーブ・ジャクソン著。
ゲームブックの金字塔『ソーサリー』シリーズの第一巻。旧題『魔法使いの丘』。
シリーズで唯一、難易度が低めの作品だと思う。
ゴールに至る唯一の道を見つけ出す、という感じじゃなく、色んなルートでゴールに辿り着けるので、何度も違った楽しみ方ができて良いと思う。
6位
展覧会の絵
展覧会の絵
森山安雄著。
和製ゲームブック屈指の名作。
ゲーム的要素よりもストーリー部分重視で、冒頭から一気に作品世界に引き込まれる構成が魅力的。
一方で、ゲーム的要素としては、あまりにもダイスによるランダム性に依存している部分が多すぎて少々不満が残る。
でも「複数の箱庭的小世界を順に旅していく」というストーリーは大好物なので非常に好きな作品。
5位
魔の罠の都
魔の罠の都
スティーブ・ジャクソン著。
『ソーサリー』シリーズ第二巻。旧題『城塞都市カーレ』。
第一巻『シャムタンティの丘を越えて』から一転、凄まじい難易度に。だがそれがいい。
凄まじく殺伐とした街の雰囲気が、とにかく大好き。
要所を押さえておけば、ある程度は色んなルートで攻略できるのも楽しいところ。
4位
ニフルハイムのユリ
林友彦著。
『ネバーランドのリンゴ』の続編。
このシリーズはサドンデスが多い分、二回まで死んでもOKというバランスが絶妙。
フィールド上をくまなく歩いて、徐々に謎が解けていく、という構成が非常に楽しい。
独特の世界観と、優しい文体が醸し出すメルヘンな雰囲気は大好き。
ただ、こちら側の戦力がどんどんインフレしてしまって後半の戦闘に全く緊張感がないのが難点か。
3位
ネバーランドのリンゴ
林友彦著。
和製ゲームブック屈指の名作。
続編である『ニフルハイムのユリ』と同じく、サドンデスの多さと、二回まで死んでもOKというバランスが絶妙。
「ですます」調で綴られる童話風のメルヘンな世界観と、緻密に設計された双方向のシステムが気に入ってます。
続編もそうだけど、無味乾燥なラストダンジョンだけはいただけない......。
2位
七匹の大蛇
七匹の大蛇
スティーブ・ジャクソン著。
『ソーサリー』シリーズ第三巻。これだけ旧題も同じ。
ボスである七匹の大蛇を、ゴールに辿り着くまでに何匹始末できるか、というゲーム要素が非常に魅力的な作品。
七匹の大蛇それぞれに弱点が設定されているので、いかにガチで勝負せずに切り抜けるか、という点で色々と試行錯誤できるのも楽しい。
七匹全部に会うためには通らない、いわゆる外れルートにも、色々と面白いイベントがあって凝っている。
外れルートも含めて、ぜひ何度も遊びたい作品。
1位
諸王の冠
諸王の冠
スティーブ・ジャクソン著。
『ソーサリー』シリーズ第四巻(最終巻)。旧題『王たちの冠』。
圧倒的な難易度と、緻密なゲームデザインは正に名作中の名作。
怒涛のパラグラフジャンプをはじめ、読者の思考を逆手に取った数々の罠には舌を巻く。
最終巻に相応しいボリュームの大作。
終盤の展開は相当アツい。ラストのパラグラフに辿り着いたときの達成感はハンパないです。
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