2009年8月の読了本まとめ
2009年9月19日 18:29
宿命の囁き(上) |
マーセデス・ラッキー著。 『ヴァルデマール年代記』の『ヴァルデマールの風』三部作の第一部。 数年ぶりの再読。はじめて読んだときもそうだったけど、エルスペスのパートは楽しくすいすい読めるのに、<暗き風>のパートはどうも読み進めるのに時間がかかった。 序盤、タレ=エイドゥラスの生活とかを細かく描写する必要があるせいで、ストーリーがあまり進展しないせいなのか、<暗き風>がネガティブで読んでていらいらするせいなのか、著者の描く男性主人公に感情移入しにくいせいなのか......。全部かな。 一方のエルスペスのパートは、読みやすい代わりにこの上巻ではかなり薄っぺらい印象。 8月2日読了。 |
宿命の囁き(下) |
マーセデス・ラッキー著。 数年ぶりの再読。<もとめ>の過去や、シン=エイ=インとテイレドゥラスの成り立ちなど、シリーズ全体を通しての大きな謎が明かされるので、没頭して読めました。 上巻ではいまいち盛り上がりに欠けたストーリー展開も、下巻で様々な複線が綺麗に紐解かれて、読んでいて心地よい。 ただ、モーンライズとの決戦は、もうちょっと盛り上がって欲しかったかも。 とはいえ、三部作の第一部なので今後の展開に期待。この続きからは未読だったと思うので。 8月6日読了。 |
恐竜大紀行 |
岸大武郎著。 週間少年ジャンプで、昔こんな学習マンガ的なのが連載されていたとは知らなかった。 恐竜を取り扱っているけど、時代によって諸説入り乱れて解釈の変わる、恐竜の生態の紹介とかがメインテーマではなく、生と死とか、食物連鎖とか、その辺の普遍的なものがテーマなのかなと思った。 絵が丁寧に書き込まれてて良かったです。 8月6日読了。 |
世界一なぞめいた日本の伝説・奇譚 |
鳥遊まき著。 同著者の『世界一おもしろい日本神話の物語』がなかなかわかりやすくて良かったので、こちらも読んでみた。 『日本神話』の方が、一本の「歴史」の流れに沿ってまとめられていたのに対して、こちらは単に様々な伝説や説話をピックアップしてまとめただけなので、一貫性に欠けた印象。 でも、わかりやすく要約されているので、子供向けの入門的な位置付けとしては良いんじゃないでしょうか。 8月8日読了。 |
ナショナルジオグラフィック2009年8月号 |
生物の擬態の特集が良かった。 いくら文章で○○という虫は□□という虫そっくりに擬態している、とか言われても想像力が追いつかないけど、鮮明な写真を一枚見せられれば大きな説得力があるので、写真の多いこの雑誌にはぴったりの企画だったのでは。 特にデコメハリアリに擬態するホソヘリカメムシの幼虫の酷似っぷりには衝撃を受けた。 8月10日読了。 |
恐竜の飼いかた教えます |
ロバート・マッシュ著。 以前からミクロラプトルを飼いたいと思っていたので、非常に参考になりました。 キャットフードやドッグフードで飼育できるということがわかって一安心。 今度中国に旅行に行った時にでも、買って帰ろうと思います。 でも本書を読んでると、始祖鳥も飼いたくなってしまった。 広い家じゃないと飼えなさそうなので、ロンギスクアマを繁殖させて、羽毛を売ってお金を稼いで大きな家を買おうと思います。 8月13日読了。 |
失われし一族(上) |
マーセデス・ラッキー著。 『ヴァルデマール年代記』シリーズの『ヴァルデマールの風』三部作の第二部。 いいねいいね~。 エルスペス、スキッフ、暗き風、ナイアラ。四人の視点がめまぐるしく代わって物語が進んでいくけど、違和感なく楽しく読めた。 四人それぞれの若々しい悩みが、読んでて甘酸っぱい(笑)。 各登場人物の内面描写中心で、特に大きな事件的なものが何も起きていないので、下巻に期待。 あと、魔法の交点やら地脈やらを細かく描写してるけど、さっぱりイメージできなくて退屈なのだけが難点。 8月15日読了。 |
失われし一族(下) |
マーセデス・ラッキー著。 『ヴァルデマール年代記』シリーズの『ヴァルデマールの風』三部作の第二部。 下巻でようやくストーリーが動き出し、なかなかスピーディな展開。 ただ、さすがに主要キャラが増えすぎて、ちょっと収集つかなくなりつつあるんじゃなかろうか。 それぞれが魅力的な登場人物であるだけに、ちょっとずつまんべんなく掘り下げるより、もっと集中して掘り下げて欲しかったかもしれない。 <暁の炎>とトレ=ヴァレンの関係は、ちょっと唐突過ぎた気も。 相変わらず、決戦シーンはあっさりめ。 8月18日読了。 |
ウォーレスの人魚 |
岩井俊二著。 人魚に関する設定の、科学的な部分のリアリティと、オカルト的な部分の荒唐無稽さのバランスが非常に良くて、前半は非常に面白かった。 妙に説得力のある人魚の設定の紹介が終わって、中盤から本格的にストーリーが進んでいくものの、終盤になればなるほど盛り上がりに欠けたまま終わってしまったのが残念。 随時現れる謎と、その謎の種明かし、という構造には惹き付けられて楽しかったのは確か。 8月22日読了。 |
2009年8月の読了本は、9冊でした。
一ヶ月に最低10冊は読みたかったんですが、ボリュームのある本が多いとなかなか難しいですね。
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