perlで四捨五入を実装する方法—sprintfとMath::Roundの使い方
作成日:2010.07.19
perlで四捨五入を行う方法の紹介です。
error この記事は最終更新日から14年以上が経過しています。
perl で四捨五入の処理を行なう方法をあれこれまとめておきます。
sprintf を使う方法
あんまり推奨されていない方法だとは思いますが、sprintf で四捨五入をする場合。
小数点以下の部分を四捨五入する場合は "%.1f" "%.3f" などと指定します(1や3等の数字で小数点以下の四捨五入する桁を指定)。
$num = 1.4256;
#-- 小数点第一位に四捨五入
$round_num = sprintf("%.1f",$num); # 1.4
#-- 小数点第三位に四捨五入
$round_num = sprintf("%.3f",$num); # 1.426
Math::Round::nearest モジュールを使う方法
sprintf を使うより、こちらの方が正確です。
nearest(桁数,数値); という形式で、四捨五入の結果を返してくれます。
use Math::Round;
$num = 46.8345;
#-- 小数点第一位に四捨五入
$round_num = nearest(0.1,$num); # 46.8
#-- 小数点第三位に四捨五入
$round_num = nearest(0.001,$num); # 46.835
#-- 一の位に四捨五入
$round_num = nearest(1,$num); # 47
Perlを活用したデータ処理や業務システムの開発でお困りではありませんか?
本記事でご紹介したPerlによる数値処理をはじめ、実務での導入やカスタマイズのご相談を承っております。
例えば、データの集計処理、レポート生成、業務システムの数値計算機能の実装など、具体的なニーズに合わせた開発支援が可能です。お気軽にご相談ください。

奈良市を拠点に、26年以上の経験を持つフリーランスWebエンジニア、阿部辰也です。
これまで、ECサイトのバックエンド開発や業務効率化システム、公共施設の予約システムなど、多彩なプロジェクトを手がけ、企業様や制作会社様のパートナーとして信頼を築いてまいりました。
【制作会社・企業様向けサポート】
Webシステムの開発やサイト改善でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。小さな疑問から大規模プロジェクトまで、最適なご提案を心を込めてさせていただきます。
ぜひ、プロフィールやWeb制作会社様向け業務案内、一般企業様向け業務案内もご覧くださいね。
シンプルなSAML認証用SPの構築:第一回 PerlとNet::SAML2で作るメタデータ生成スクリプト
2025.06.06
PerlとNet::SAML2を利用して、シンプルな構成のSAML認証用SPの構築方法をご紹介します。CPANによるモジュール導入、テスト用の自己署名証明書と秘密鍵の準備方法に触れ、SPのエンティティIDやACS URL、エラーURLといった必要情報を含むメタデータをXML形式で生成するスクリプトの実装例を解説します。
シンプルなSAML認証用SPの構築:第三回 PerlとNet::SAML2で作るACSスクリプト
2025.06.10
連載第3回となる本稿では、PerlとNet::SAML2を用いて、ACS (Assertion Consumer Service) スクリプトの作成方法に焦点を当てます。IdPからのSAMLレスポンスを受信し、アサーションの検証やユーザー属性の取得といった重要な処理を実装する手順を、実際のコード例を交えてわかりやすく紹介。SAML認証の全体像とその実現に必要な知識を身につけるための内容です。
シンプルなSAML認証用SPの構築:第二回 PerlとNet::SAML2で作る認証要求送信スクリプト
2025.06.09
本記事は連載第2回として、前回構築したSPメタデータ生成スクリプトに引き続き、IdP(Identity Provider)への認証要求送信処理の実装方法を解説します。PerlとNet::SAML2モジュールを活用し、SAML 2.0仕様に基づいた認証要求の生成、リダイレクト処理、そしてセッションに認証要求IDを保存する基本的な手法をご紹介します。
Movable Type システムログ出力ガイド ― MT::App の log メソッドでエラーメッセージを記録する方法
2025.06.03
Movable Type のシステムログにエラーメッセージや各種情報を出力する方法について、MT::App の log メソッドを利用した具体的な実装例を解説します。ログレベル、クラス、カテゴリを指定することにより、出力内容を柔軟に分類・管理できる仕組みを詳述し、管理画面でのログ確認方法やデータベーステーブルでの確認方法も合わせて説明します。