PHPで文字列をスペースで区切って配列に変換するテクニック
作成日:2025.02.09
PHPでキーワード検索を実装する際などに、文字列をスペースで区切って配列に変換する方法を解説します。全角スペースの変換や空要素の削除についても詳しく説明します。
PHPでキーワード検索の処理を実装する際などに、ユーザーが入力したキーワードの値をスペースで区切って配列に入れて処理したい、みたいな時のメモ。
// ユーザーの入力したキーワード文字列(事前にXSS対策などをしておくこと)
$query = 'PHP JavaScript CSS';
// 全角スペースを半角スペースに変換
$query = mb_convert_kana($query, 's');
// スペースで区切って配列に入れる
$keywords = explode(' ', $query);
// ユーザーの入力したキーワードにスペースが連続している場合は空要素ができるので削除
$keywords = array_filter($keywords, 'strlen');
上記のコードを実行すると、$keywords には以下のような配列が入る。
array(3) {
[0]=>
string(3) "PHP"
[1]=>
string(10) "JavaScript"
[2]=>
string(3) "CSS"
}
- mb_convert_kana
- 全角かなと半角かなを変換する関数。第二引数に
's'を指定すると、全角スペースを半角スペースに変換する。 - explode
- 文字列を指定した区切り文字で分割して配列に入れる関数。第一引数に区切り文字、第二引数に分割する文字列を指定する。
- array_filter
- 配列の要素をコールバック関数でフィルタリングする関数。第一引数に配列、第二引数にコールバック関数を指定する。ここでは
strlen関数を指定しているので、空文字列以外の要素だけを残す。 - strlen
- 文字列の長さを返す関数。ここでは
array_filterで使うためにコールバック関数として指定している。
奈良市を拠点に、26年以上の経験を持つフリーランスWebエンジニア、阿部辰也です。
これまで、ECサイトのバックエンド開発や業務効率化システム、公共施設の予約システムなど、多彩なプロジェクトを手がけ、企業様や制作会社様のパートナーとして信頼を築いてまいりました。
【制作会社・企業様向けサポート】
Webシステムの開発やサイト改善でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。小さな疑問から大規模プロジェクトまで、最適なご提案を心を込めてさせていただきます。
ぜひ、プロフィールやWeb制作会社様向け業務案内、一般企業様向け業務案内もご覧くださいね。
Google OAuth 2.0で実装するPHP SSO入門:Google Cloud 設定と実装コード例
2025.11.24
Google OAuth 2.0 を利用した Google アカウントによる SSO を PHP で実装する手順を解説します。Google Cloud Console での OAuth 同意画面とクライアント作成、必要なスコープ設定から、Composer の導入、GSI(Google Sign‑In)ボタンの設置、ログインスクリプトの実装例までを一貫して扱います。
漏洩パスワードとの照合:Pwned Passwords APIの仕組みと実運用での注意点
2025.11.06
Pwned Passwords API(Have I Been Pwned)が採用する k‑Anonymity の仕組みを分かりやすく解説し、PHPによる実装例を通して漏洩パスワードチェックの具体手順を示します。さらに、ユーザー通知文面の注意点など、実運用で押さえるべきセキュリティと運用上の留意点をまとめています。
Composerオートローダーでの「Class not found」エラー対処法
2025.10.18
Composerを利用してPHPライブラリをインストールした後に発生する「Class not found」エラーの原因と、その対処法について解説しています。特に、オートローダーの設定が正しく機能していない場合の具体的なエラー例を基に手順を紹介。
PHPで実現するCloud Vision API OCR入門:画像からテキスト抽出の基本
2025.09.30
Google Cloud Vision API を利用して、PHP で画像からテキストを抽出する OCR 処理の基本的な実装方法を解説します。API の有効化や認証情報の取得、PHP クライアントライブラリのインストール手順から、実際のコード例に基づいた OCR 処理の流れを紹介。