技術資料

Perlで知っておきたいCGI環境変数一覧と活用法

作成日:2007.08.17

PerlでのCGIスクリプト開発時に知っておくべき環境変数の一覧を紹介します。クライアントのIPアドレスやユーザーエージェントの取得方法から、URIやメソッドの情報の参照まで、実用的な変数を簡単な例とともに説明しています。

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perlの、特にCGIでよく使う環境変数の一覧です。

ちなみに、perlの環境変数は連想配列 %ENV に格納されていて、 $ENV{'REMOTE_ADDR'} 等として参照できます。

REMOTE_ADDR
スクリプトを実行したクライアントのリモートアドレス(IPアドレス)。
REMOTE_HOST
スクリプトを実行したクライアントのリモートホスト。
HTTP_USER_AGENT
スクリプトを実行したクライアントのユーザーエージェント
HTTP_COOKIE
スクリプトを実行したクライアントのCOOKIEの値
HTTP_HOST
リクエストされたURIのホスト名。
REQUEST_METHOD
スクリプトを実行したメソッド。GET、POST、HEAD等。
CONTENT_LENGTH
POSTメソッドで渡されたデータの長さ。
QUERY_STRING
GETメソッドで渡されたクエリの内容。所謂「●●.cgi?■■■」の■■■の部分。
PATH_INFO
リクエストされたURIのパス。最近流行の、SEOを意識してGETメソッドではなく「/」区切りでデータをCGIに渡す手法を使う際には、これを参照することが多い。
SCRIPT_NAME
実行されたスクリプトのURI上の「/」からのパス。
SCRIPT_FILENAME
実行されたスクリプトのルートからのパス。
SERVER_PORT
通信に利用したサーバーのポート。SSLと非SSLでのアクセスの判断等に使ったりする。

この記事を書いた人

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奈良市を拠点に、26年以上の経験を持つフリーランスWebエンジニア、阿部辰也です。

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